東急池上線池上駅から徒歩1分、東京都大田区の池上総合病院は充実の医療体制でみなさまの健やかな暮らしを支えます

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病院指標の公表

平成27年度 松和会 池上総合病院 指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 19 40 86 120 234 314 778 1145 1045 429
 平成27年度の退院患者さんの人数を 10歳刻みの年齢階級別に集計しています。年齢は入院時の満年齢です。
当院の総退院患者数は4210人でした。60歳以上の占める割合が全体の80.7%、70歳以上でも62.2%と、ご高齢の患者さんが多くを占めています。比較的若い世代と言われる40歳代以下は11.8%でした。
また、平成27年7月より小児科にて点滴治療による日帰り入院が開始されたことにより10歳代以下がカウントされていますが、平成28年1月には日帰り入院治療は行わなくなりました。
 

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード

 

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 38 19.50 21.69 10.53 84.71  
180010x0xxx0xx 敗血症に対する治療 23 22.83 18.99 8.70 70.61  
100070xxxxxxxx 2型糖尿病 20 7.50 15.35 5.00 58.00  
 総合内科の主な診療内容は、患者さんが自ら来院する一般的な疾患(common disease)、近隣の先生方からご紹介をうける診断がついていない疾患、夜間の内科救急外来、救急車によって搬送される救急内科疾患などに対応しております。ただし全ての疾患に対して総合内科が治療を行うというのではなく、専門性のある各科と緊密に連携しながら診療にあたっています。
 総合内科の診療の中心は内科プライマリーケア(身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療)と内科救急であります。専門的に診療を行う各科診療科は当然必要ですが、疾病は全身的であり、複数の臓器に問題を有することが多々あります。いくつもの症状がみられて何科を受診したら良いかわからない場合には総合内科が対応いたします。
 

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x50x 結腸がんに対する化学療法 77 3.62 4.53 0.00 68.01  
060150xx03xx0x 急性虫垂炎の手術 45 4.40 5.56 0.00 38.42  
060035xx0101xx 結腸がんの手術 37 22.00 30.64 0.00 73.14  
 外科では年間約500例の手術を行っています。救急車が多く来院する急性期病院であるため、虫垂炎や腸閉塞・腹膜炎そして鼡径ヘルニアといった緊急手術や小手術が40%を占めますが、もう一つの柱が悪性腫瘍手術です。年間200例の消化器がん乳がんの手術を行っています。当院の最大の特徴は、腹腔鏡手術を積極的に導入している点です。結腸直腸がんは年間80例以上の手術がありますが75%で腹腔鏡手術を完遂し、高齢患者さんにも低侵襲手術を実現しています。
 消化器がん症例は、消化器センター(消化器内科および消化器外科がん治療専門医チーム)で十分にカンファレンスを行い、科学的根拠に基づいたがん治療を実践しています。また、一般病院ではありますが、肝胆膵外科学会高難度手術指導医が常勤し、肝臓がん、膵がん胆道がんといった治療困難症例も積極的に手術を行っており、大学病院等の大病院に負けないクオリティを維持しております。
 昨年から化学療法センターを開設し、全ての悪性腫瘍において、手術のみならず抗癌剤分子標的薬剤を併用した集学的治療にも取り組んでいます。万が一再発したり、治療困難な状況になっても必ず主治医チームが最後まで治療完結を目指して頑張ります。転院率0%は、地元密着の完結治療をしている証であり、私たちの誇りです。
 

整形・リウマチ科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 大腿骨骨折の手術 98 45.46 28.70 38.78 83.68  
160760xx97xx0x 前腕骨骨折の手術 46 6.15 5.70 0.00 57.20  
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎圧迫骨折の治療 34 33.50 21.52 14.71 77.76  
 当院整形外科は骨折関係の手術が6割を占め、高齢者の脆弱性骨折(大腿近位部骨折や橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折)を主体としていますが、中若年者の関節周囲骨折も多く難易度の高い外傷も積極的に行っております。また、脊椎関連、関節鏡視下手術がいずれも1割程度を占め、人工関節置換術は月に1~2件行っており変性疾患からスポーツ外傷まで幅広く対応できます。2次救急を併設しており救命医、他科との迅速な連携の上、個々の患者さんに最善で安全な医療を提供できるよう努めております。
 

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
160100xx97x00x 慢性硬膜下血腫の手術 23 10.43 10.02 0.00 73.17  
160100xx99x00x 外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、脳挫傷の治療 19 10.21 7.52 0.00 72.53  
010040x099x00x 脳出血の治療 18 29.28 19.32 55.56 66.28  
 脳神経外科では脳血管障害(脳卒中)、脳腫瘍、頭部外傷など様々な神経疾患を対象として診察・治療を行い地域医療に貢献できるよう努力をしております。24時間体制の救急外来より超急性期の脳梗塞、頭部外傷を受け入れ24時間稼働のCTスキャン、MRI装置、脳血管撮影装置を駆使して迅速な治療を行っており、発症超急性期の血栓溶解療法も施行可能です。
 

心臓血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx97xx0x 下肢静脈瘤の手術 18 2.83 3.46 0.00 62.11  
050161xx9900xx 急性大動脈解離の治療 - - 18.74 - -  
050161xx97x10x 急性大動脈解離の手術 - - 29.80 - -  
 狭心症に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁形成術、弁置換術などの成人開心術のほか、不整脈の治療、大動脈解離、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症など大動脈疾患、末梢血管疾患や下肢静脈瘤などの疾患の治療を行っています。治療方針に関しては循環器内科とのカンファレンスをとおして、個々人にとって最良と考えられる治療法を選択し、情報提供・説明を丁寧に行い、インフォームドコンセント(説明を受けた上での合意)に基づく診療を心がけております。手術を受ける患者さんの状態に応じ、大動脈瘤に対するステントグラフト治療や人工心肺を用いないオフポンプ冠動脈バイパス術などの低侵襲手術も行っています。また、14床のCICUをもち、緊急手術にも可能な限り対応しております。
拡張型心筋症、虚血性心筋症などによる心不全に対する左室形成手術「Overlapping法」を開発した前ハートセンター長松居喜郎北海道大学教授が月1回の外来診療・手術を行っております。セカンドオピニオンをお求めの方はお気軽にご相談ください。
 

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞の脳保護療法 30 28.30 18.08 20.00 71.33  
010060x099000x 脳梗塞の治療(脳保護以外) 14 20.43 15.80 14.29 73.00  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 - - 21.69 - -  
 神経内科の入院では、脳梗塞と誤嚥性肺炎が多数を占めています。脳梗塞とは、脳に血液を送る動脈が閉塞した結果、閉塞部位により様々な症状が出現する病気です。代表的な症状として、意識障害、言語障害、麻痺及び感覚障害などがあります。当科ではこれらに対して薬物療法を施行しつつ、脳梗塞の病型分類のための検査を必要に応じて行います。超音波検査(頸動脈エコー、心エコー)、24時間心電図などが一般的に行われる検査です。
 リハビリテーションに関しては、早期よりの導入を行い予後改善を目標に取り組んでいきます。症状に合わせて理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が担当し、長期のリハビリテーションが必要な場合には、リハビリ病院への転院を図っていきます。
 

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱がんの手術 22 6.91 7.59 0.00 71.23  
110420xx97xx0x 尿管狭窄に対する手術療法 16 5.25 5.49 0.00 66.19  
110310xx99xxxx 尿路感染症、腎盂腎炎の治療 15 9.20 12.60 0.00 66.13  
 膀胱癌は泌尿器科が取り扱う癌の中では前立腺癌に次いで多い癌となっています。早期であれば内視鏡手術で対応が可能ですが、再発も多く入院患者数はTOPとなっています。当院では抗癌剤を膀胱内に注入するなど再発予防に力を注いでいます。また、定期検査(膀胱内視鏡)をこまめに行い再発したとしても早期発見に努めています。
 腎盂腎炎や前立腺炎などの発熱性の尿路感染症に対しては、必要であれば入院にて抗生剤点滴、輸液、安静臥床等の治療を行っています。また発熱を伴う尿管結石症の患者さんに対してはドレナージ目的に尿管ステントを留置するなど緊急対応も可能な限り行っています。
 

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 市中肺炎の治療 32 13.59 14.34 0.00 70.88  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 14 36.14 21.69 7.14 80.57  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎に対する治療 - - 20.63 - -  
 肺炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD),間質性肺炎、気胸などの呼吸器疾患の診断と治療を行っています。外来で最も多い疾患は、喘息、COPDで吸入や内服治療を行っています。入院で最も多い疾患は市中肺炎、次いで誤嚥性肺炎です。
 市中肺炎とは、病院や介護施設とはあまり接することがない日常生活を送っている方に発症する肺炎で肺炎球菌やインフルエンザ菌によるものが多いです。誤嚥性肺炎とは、食べ物や唾液などが気管に入りそこで肺炎を発症する病態です。当院では多くが高齢者で基礎疾患に脳血管障害や認知症をもつ方が多いです。必要に対し嚥下機能訓練を行って状態をみながら患者さんにあったリハビリを行っています。
 

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症の検査入院(カテーテル検査) 161 2.90 3.07 0.00 67.91  
050050xx0200xx 狭心症のカテーテル治療(PCI等) 124 4.04 4.87 0.00 70.81  
050130xx99000x 心不全に対する治療 60 27.50 18.30 3.33 86.48  
 循環器内科で取り扱う疾患は多岐に渡りますが、もっとも頻度が高い治療対象群として、虚血性心疾患、弁膜疾患、そして慢性心不全を挙げることができます。心筋は、一日に10万拍程度の収縮と弛緩を行い、全身循環ポンプとして一時とも休むことなく働いており、潤沢な血液の供給を受けることが必要になります。心筋の栄養血管である冠動脈に、動脈硬化病変が進行していくと、その血流が滞り血液供給が低下することにより、虚血性心疾患に陥ります。心筋虚血は、冠動脈血流低下により、運動量の増加時に限って胸痛が出現する労作性狭心症から、血栓の形成を伴って冠動脈血流が完全に途絶することによる心筋に壊死が生ずる心筋梗塞に至るまで、多彩な病態を示します。
 

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99010x 腎不全に対する透析治療 12 9.25 15.39 0.00 76.58  
110280xx99000x 腎不全の治療(非透析) 11 61.09 13.64 9.09 71.45  
110280xx02x10x 腎不全のシャント造設手術 - - 33.71 - -  
 慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease ; CKD)とは、2005年の調査ではわが国の成人人口の12.9%、1330万人がCKDと推測されています。CKDは加齢、糖尿病、慢性腎炎症候群、高血圧・動脈硬化、ネフローゼ症候群、多発性嚢胞腎、結石、膠原病などの自己免疫疾患、薬の副作用などで生じます。
 CKDの治療は、①生活習慣の改善(禁煙や肥満の解消など)、②食事指導(食塩・たんぱく質制限など)、③高血圧の治療、④尿たんぱく・尿アルブミンを減らす、⑤糖尿病の治療、⑥脂質異常症(血液中のコレステロールや中性脂肪が高い)の治療、⑦貧血の治療、⑧骨やミネラル代謝異常の治療、⑨高尿酸血症の治療、⑩尿毒症毒素に対する治療があげられます。CKDの原因が明らかであれば、その治療を併せて行います。このように、多くの視点から治療を行うことを集学的治療と言います。ご自身の腎臓のはたらきでは生活が困難なほど進行すると、透析や腎移植などの治療(腎代替療法)を行います。
 

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 総胆管結石、胆石症の内視鏡的治療 39 12.82 10.93 0.00 77.21  
060102xx99xxxx 大腸憩室、憩室炎の治療 31 6.13 7.91 0.00 71.26  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 30 29.97 21.69 6.67 86.53  
 消化器内科では、食道から大腸に至る消化管および肝臓、胆嚢・胆管、膵臓疾患の診断・治療に力を入れております。日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化管学会の指導施設であり、専門性の高い診療を行っております。
 主な対象疾患は、ヘリコバクター感染胃炎、消化管出血、消化性潰瘍、炎症性腸疾患、急性・慢性肝炎、肝硬変、胆嚢炎、胆管炎、急性・慢性膵炎、胆道結石症、その他の消化器腫瘍、各種癌、機能性胃腸症など、消化器疾患すべてを診療しております。
 

糖尿病・内分泌内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xxxxxxxx 2型糖尿病の教育入院 12 6.75 15.35 0.00 63.00  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の治療 - - 21.69 - -  
040080x099x0xx 市中肺炎の治療 - - 14.34 - -  
 糖尿病内科では、糖尿病教育入院を毎週行っております。糖尿病とはどのような疾患で、治療における注意点や目標などを糖尿病教室にて説明し、同時に食事療法の見直し、薬剤調節を行っております。栄養指導と糖尿病療養指導士による療養指導も行っています。また、他科に入院中で血糖管理が必要な患者さんについても主治医からの依頼の下で当科にて血糖管理を行っています。ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群などの急性合併症に対しても、十分な輸液とインスリン投与にて治療を行い、全身状態改善後に上記の糖尿病教育を行う事で退院後の治療の基礎を築いています。
 

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 21 - - 23 - - 1 7
大腸癌 - 21 62 25 18 157 1 7
乳癌 - 13 - - - - 1 7
肺癌 - - - - - - 1 7
肝癌 - - - - - 11 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

 5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者さんの数を、初発の UICC 病期分類別、および再発に分けて集計しています。 UICC 病期分類とは、①原発巣の大きさと進展度、②所属リンパ節への転移状況、③遠隔転移の有無の 3つのカテゴリによって各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の 4病期(ステージ)に分類するものです。2015年度に退院した患者さんを集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者さんはそれぞれ集計をしております。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者を診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。また、 Stageが「不明」の症例が見受けられますが、これは検査入院症例も取り扱っているためで、退院時に検査結果が明らかでないものは「不明」件数に含まれます。
 

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

  患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 - - -
重症度 1 15 21.27 81.67
重症度 2 14 25.86 81.79
重症度 3 - - -
重症度 4 - - -
重症度 5 - - -
不明 - - -
 入院のきっかけとなった病名および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎であって、市中肺炎(入院後発症の肺炎を除く)の患者さんが対象となります。これを日本呼吸器学会、成人市中肺炎診療ガイドライン、肺炎重傷度分類の定義に基づき、入院時の状態から重傷度を決定し、重傷度ごとに患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
 市中肺炎とは、 普段の社会生活の中でかかる肺炎のことであり、成人市中肺炎診療ガイドライン (日本呼吸器学会)による重症度分類を用いて集計しています。この指標では細菌による肺炎を 集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、 気管支炎などは集計対象外です。
 当院では、中等症が最も多い傾向にあります。また、肺炎の治療を受けられるご高齢の患者さんは増加しており、その大半が誤嚥性肺炎ですが、誤嚥性肺炎はこの指標の対象疾患には入っていないため総件数が少なくなっています。
 

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 - 12 14.32 75.69 0.00
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 - - - - -
I63$ 脳梗塞 - 112 43.04 77.61 14.29
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - 10 28.67 77.00 5.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの - - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> - - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 - - - - -
 「ICD10」とは、International Classification of Diseases and Related Health Problems(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の略称で、世界保健機関(WHO)が世界保健機関憲章に基づき作成した傷病に関する分類です。これらは、死因や疾病の統計、診療記録の管理などに活用されます。疾病の種類をアルファベットと数字によって表しています。
 医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
 当院では24時間体制の救急外来より超急性期の脳梗塞、頭部外傷を受け入れ24時間稼働のCTスキャン、MRI装置、脳血管撮影装置を駆使して迅速な治療を行っており、発症超急性期の血栓溶解療法も施行可能です。また、血管内治療専門医が常駐しており、未破裂脳動脈瘤やその他の動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対する動脈瘤塞栓術を行っております。脳梗塞の原因となる頸動脈の狭窄に対しても血管内治療(頸動脈ステント術)を行っております。
 

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード

 

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 78 0.31 2.99 0.00 63.91  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 49 0.27 3.39 0.00 37.67  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 46 4.33 6.28 0.00 63.02  
 外科では年間約500例の手術を行っています。救急車が多く来院する急性期病院であるため、虫垂炎や腸閉塞・腹膜炎そして鼡径ヘルニアといった緊急手術や小手術が40%を占めますが、もう一つの柱が悪性腫瘍手術です。年間200例の消化器がん乳がんの手術を行っています。当院の最大の特徴は、良性疾患から悪性疾患まで腹腔鏡手術を積極的に導入している点です。胃がん結腸直腸がんは年間120例以上の手術がありますが75%で腹腔鏡手術を完遂し、高齢患者さんにも低侵襲手術を実現しています。
 消化器がん症例は、消化器センター(消化器内科および消化器外科がん治療専門医チーム)で十分にカンファレンスを行い、科学的根拠に基づいたがん治療を実践しています。また、一般病院ではありますが、肝胆膵外科学会高難度手術指導医が常勤し、肝臓がん、膵がん胆道がんといった治療困難症例も積極的に手術を行っており、大学病院等の大病院に負けないクオリティを維持しております。
 

整形・リウマチ科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)等 83 4.88 34.76 37.35 80.65  
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿)等 60 2.15 14.12 1.67 63.37  
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股)等 36 7.44 38.81 27.78 83.08  
 当科は骨折関係の手術が6割を占め、高齢者の脆弱性骨折(大腿近位部骨折や橈骨遠位端骨折、上腕骨近位端骨折)を主体としていますが、中若年者の関節周囲骨折も多く難易度の高い外傷も積極的に行っております。
大腿骨折は2/3が骨接合術、1/3が人工骨頭挿入術で、いずれも早期離床を図り併発症の予防に取り組み予後を改善することを第一義としております。また、脊椎関連、関節鏡視下手術がいずれも1割程度を占め、人工関節置換術を月に1~2件行っており変性疾患からスポーツ外傷まで幅広く対応できます。
未曽有の高齢化社会となり加齢に伴う身体機能障害を認識し早期に介入することが重要となっており、2次救急を併設している当院では救命医、他科との迅速な連携の上、個々の患者さんに最善で安全な医療を提供できるよう努めております。
 

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)等 15 0.33 10.53 6.67 76.27  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 10 6.70 22.30 10.00 76.70  
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -  
 脳神経外科で行う手術として多い症例は慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術です。これは頭部外傷後1~2か月後に頭痛、歩行障害、認知機能低下などで発症する病気で、基本的には局所麻酔の手術となり、7~10日程度の入院治療となります。その他、頭部外傷、脳出血などの緊急性を要する病気に対して緊急で開頭術を行い、頭蓋内にたまった血液(血腫)の除去を行います。また、当院には血管内治療専門医が常駐し、未破裂脳動脈瘤やその他の動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対する動脈瘤塞栓術を行っております。脳梗塞の原因となる頸動脈の狭窄に対しても血管内治療(頸動脈ステント術)を行っております。これら血管内手術は適応を十分に検討した上で施行する必要がありますが、開頭術より痛みが少なく社会復帰が早いのが特徴です。
 

心臓血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 13 0.54 1.00 0.00 59.77  
K617-2 大伏在静脈抜去術 - - - - -  
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) - - - - -  
 狭心症に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁形成術、弁置換術などの成人開心術のほか、不整脈の治療、大動脈解離、胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症など大動脈疾患、末梢血管疾患や下肢静脈瘤などの疾患の治療を行っています。治療方針に関しては循環器内科とのカンファレンスをとおして、個々人にとって最良と考えられる治療法を選択し、情報提供・説明を丁寧に行い、インフォームドコンセント(説明を受けた上での合意)に基づく診療を心がけております。手術を受ける患者さんの状態に応じ、大動脈瘤に対するステントグラフト治療や人工心肺を用いないオフポンプ冠動脈バイパス術などの低侵襲手術も行っています。また、14床のCICUをもち、緊急手術にも可能な限り対応しております。
拡張型心筋症、虚血性心筋症などによる心不全に対する左室形成手術「Overlapping法」を開発した前ハートセンター長松居喜郎北海道大学教授が月1回の外来診療・手術を行っております。セカンドオピニオンをお求めの方はお気軽にご相談ください。
 

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 222 0.00 1.07 0.00 77.66  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) - - - - -  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -  
 当科における2015年度手術件数は入院外来含め515件(硝子体注射、硝子体注入術を除く)であり、そのうち白内障に対する水晶体再建術は459件ででした。水晶体再建術のうち入院が224件(平均年齢77.79歳)、日帰り手術が235件(平均年齢75.53歳)でした。近年白内障手術の侵襲低下により、日帰り手術を選択される方が多くなってきましたが、遠方にお住まいの方、通院が困難な方は入院による手術も選択いただけます。
 

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 32 1.84 6.91 0.00 71.66  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 1.56 8.67 0.00 69.78  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 10 4.00 11.00 0.00 67.90  
 膀胱癌の経尿道的手術:表在性の膀胱癌に対しては内視鏡手術を行っています。切除用内視鏡を膀胱内に挿入し、先端の電気メスで腫瘍を切除します。当院では電解質溶液を灌流液として使用するため合併症が少ないといった利点があります。
 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術:腎にできた悪性腫瘍に対しては可能な限り腹腔鏡にて手術を行っています。腫瘍のサイズが大きい場合は全摘することが多いですが、サイズが4cm以下など比較的小さな腫瘍に対しては腎温存手術(腫瘍のみを切除し腎は温存する)を行うこともあります。
 

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 131 3.40 3.76 0.76 72.03  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 34 0.06 20.68 0.00 71.74  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 27 0.04 8.70 0.00 69.33  
 現在は、カテーテル治療が虚血性心疾患治療の主体を担っております。カテーテルは、細い径の管状の医療器材の総称であり、手首や大腿の付け根を走行する動脈に挿入して、冠動脈に到達させることにより、精密な血管造影や血管の通り道(内腔)の形成術を行うことを可能にしております。近年のカテーテル治療の進歩は目覚ましく、多種多様の器材にはじまり血管形成を目的として血管内に留置される金属ステントの性能の向上にも著しいものがあります。当院では、最新の医療器材を適確に駆使することにより、複雑で難度が高い冠動脈疾患に対しても、最善のカテーテル治療を施すことにより対応しております。局所麻酔下の施術であり、体に対する負担も最小限に留めることができて、短期間の入院で治療を完結させることにおり、早期に職場にまた日常生活に復帰することが可能であります。さらに、心臓内の重要な構造物として、心臓内の血流が一方向に保たれるように、一方向にしか開かない逆流防止のドアとして、弁膜が存在します。高齢者や透析患者のなかには、弁膜の変性が進行して、その開閉が妨げられることにより心臓内の血液の移動が滞って、心臓のポンプ機能が著しく低下して心不全を生ずる弁膜疾患の患者が急増しております。当院では、種々のカテーテル、とくに特殊な弁膜治療用バルーンカテーテルを駆使することにより、外科的治療の適用が難しい全身状態に制限がある患者群に対しても、弁膜機能の改善を図って、心不全症状の十分なコントロールに役立てるようにしております。とくに弁膜バルーンカテーテル治療については、我が国における先駆的指導的な立場から、重症かつ複雑な臨床背景をもつ弁膜症心不全患者の治療に積極的に取り組んでおり、諸施設から高くご評価頂いております。
 

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術等 30 7.37 185.90 6.67 70.33  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 12 20.08 171.33 8.33 69.67  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -  
 血液透析とは、血液ポンプを用いて血液を体外にとり出し、これを浄化する部分である透析器(ダイアライザー)に誘導して、老廃物および水分を取り除いた後に、再び体に戻す操作を連続して行います。この治療を続けるために、透析施設へ通常週3回通院します。1回の透析には4~5時間が必要です。
 血液透析のためのシャント(動脈と静脈の吻合)造設術について、血液透析を行うには、まずシャントが必要となります。シャントとは、静脈を動脈に縫い合わせて繋ぐことにより、動脈血を直接静脈に流す手術です。
 経皮的血管形成術(PTA)について、透析シャント血管は、狭くなったり、詰まったりすることがあります。この場合にバルーンカテーテル(カテーテルの先端に小さな風船がついたもの)を使って内側から拡張する治療のことです。これによって現在使用しているシャントを長持ちさせることができます。当院は可能な限り今あるシャントを長期間使用する方針で、日頃から透析室のスタッフがシャント音や静脈圧を見ています。また、シャント造影による狭窄の確認も行っており、閉塞する前に効果的にPTA治療を行うことができます。
 

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 38 5.24 28.63 2.63 82.84  
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 25 4.52 7.32 0.00 74.84  
K654 内視鏡的消化管止血術 24 0.92 9.25 0.00 65.83  
 当院の特徴として、食道、胃、大腸の早期がんに対しては積極的に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行しております。また、外科と協力してのLECS(Laparoscopy and Endoscopy Cooperative Surgery ; 腹腔鏡・内視鏡合同手術)にも取り組み、小腸疾患に関してもダブルバルーン小腸内視鏡・カプセル内視鏡を用いて診断・治療を行っています。救急診療施設としての性格上、緊急内視鏡的止血術をはじめ、肝胆道系疾患にも対しても診断・治療を積極的に行っています。
 

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 14 0.33
180010 敗血症 同一 47 1.12
異なる 86 2.04
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.55
異なる 12 0.29
 当院は、手術や処置などを行う際には合併症を起こさないように細心の注意を払い施行しています。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
膵がんや大腸がん、胃がんなど消化器系の大手術後に血液の凝固に異常をきたす播種性血管内凝固を起こす場合があります。
また、さまざまな感染症などから血液に病原菌が入り、敗血症になることがあります。
手術・術後の合併症は、術創部の感染により引き起こされるものがあります。
 
 
【更新履歴】
2016/09/30
機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。

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